核シェルター 日本にある場所

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核シェルターは日本のどこの場所にあるのか?

こんなことは調べたくなかったのですが北朝鮮情勢の緊迫により、Jアラートが作動する中で、核シェルターが日本のどの場所にあるのか調べました。そもそも日本に公共の核シェルターはあるのか?自分の生活圏には核シェルターが存在するのか?探ってみたいと思います。

日本の核シェルター普及率は0.02%

驚きの現状かもしれませんが、NPO法人「日本核シェルター協会」調べによると日本の核シェルター普及率は人口あたり0.02%だそうです。

※全人口に対し、何%の人を収容できるシェルターが存在するかを基準

と記載があるのでつまり現在、日本の人口推計が約1.27億で0.02%の普及率だと254万人が収容できるだけの核シェルターしかないということになります。

日本は先進国中で最下位のようです。

0.02%という核シェルター普及の中で
それが公的なのか個人のものなのかは調べても不明でした。
ちなみに以下は他国との普及比較です。

スイス・イスラエル→100%
ノルウェー→98%
アメリカ→82%
ロシア→78%
イギリス→67%
シンガポール→54%
日本→0.02%

放射能の被ばく対策【ヨウ素】


核シェルターのある場所は?公共ではナシ

0.02%の普及率の中でも近くに核シェルターがあるなら知っておきたいです。そこで核シェルターは日本のどの場所にあるのか調べてみましたが残念ながら公共の民間人用の核シェルターの情報を見つける事ができませんでした。

様々な政治的問題もあり、
日本に公的な核シェルター施設は無きに等しいようです。


2017/8/12追記
8/12のテレ朝NEWSの情報ではここ3日前からアメリカの某シェルター製造会社にアメリカ国内外からの核シェルターの注文が殺到しており日本からも30件の注文があったそう。別の製造会社では問い合わせの8割が日本からとのこと。6/8に首相は「しっかり対応していきたい」とシェルター新設の提言に応じています。今後の動向に注目です。


スイスやイスラエル、アメリカなどの諸外国ではよく見られる核シェルターですが日本では病院や学校、地下街などのどの場所にも公的なものは建造されていないのです。

都市伝説やネット上の噂で、
隠しシェルターが存在するのではないかというような情報がありますが、それらは証明されていないので分かりません。

近い将来、日本の公共用核シェルターを新設する法整備が検討されることを願うばかりです。

わたしたち国民は今、

・核シェルター施設の一刻も早い配備を政府に訴える
政府の対応を待ちつつ個人で危機管理能力を高める

ことが大切でしょう。

地下や丈夫な建物に逃げる

では、もし核兵器や生物兵器、化学兵器などを積んだ弾道ミサイルによる攻撃でJアラートが鳴ってしまい近くに核シェルターがない場合(ほとんどの人達が当てはまる)、どこに避難したらよいのでしょうか。

それは地下や丈夫な建物だと日本の行政機関はいいます。

事前に自分の地域を調べておきましょう。

地下鉄・地下道・地下街・地下階などがなければ、コンクリート製の家のできるだけ窓のない中央の部屋に避難します。地下核シェルターがないからと諦めないで爆発の爆風・衝撃波による爆傷・熱風・放射線・火災旋風での被爆被害を少しでも減少させましょう。

核シェルターの自作、販売価格について

ニュースでも取り上げられていますがここ数ヶ月で自分の家用の核シェルターや特殊空気ろ過装置(空気清浄機)の売上げが急激に上がっています。ただ決して安価ではないので核シェルターを自作できないのか調べてみました。

核シェルターの作り方

核シェルターの作り方の小冊子を見つけました。しかし1981年作成とあるので古いです。以下は英国内務省ガイドの家庭用シェルターのパンフレットです。無料でネットでみれたのでリンクしておきます。

「英国内務省ガイド」
核爆発から防護するための家庭用シェルターについてのアドバイス


留意しておきたいのはこの核シェルターの作り方資料は36年前のものなので現在の核攻撃に対応できるのか専門家でないと判断はできません。ただ、書いてある情報自体は読んでいてとても参考になるのでこれらを元に応用・活用できるかもしれません。



中身をみると簡単なガイドとありますが、核攻撃による影響、シェルターの材料や構造、2週間分の食糧リストまで幅広くざっくりと説明されています。手元にある材料や日曜大工の材料で簡単につくれる屋内および屋外用の簡易シェルター、自作キット(組立キット)によるシェルター、専門的支援が必要な恒久的(地下)シェルターなど様々です。

核シェルターに備蓄する物資の準備も必要です。危険が回避できるまで2週間は外にでないよう避難想定する必要があると言われているので2週間分の備蓄食糧や生活用品などの防災グッズも用意しましょう

販売シェルターは主に2種類

個人(自宅)用では主に2種類の以下の核シェルターがあります。

・家庭用核シェルター(簡易的)
・地下核シェルター(本格的)

地下核シェルターは核攻撃や爆弾による直接攻撃に対応するためのもので頑固なつくりであるため値段も高額です。家庭用シェルターはすでにある部屋の一室を避難場所にするため地下核シェルターより簡易で値段も安価です。

どちらも特殊空気ろ過装置(空気清浄機)を取りつけ、有事の際に放射性物質、VXガス、サリンなどの化学兵器、細菌やウィルス性の生物兵器で汚染された空気の室内進入を防ぎ、有害物質を除去します。核爆弾が爆発し負傷を逃れた次は、放射能降下物「死の灰」や「核の雨」を回避しなければなりません。

地下核シェルターは爆心地周辺で有効、
家庭用シェルターは爆心地から離れた場所で有効
ということになります。

地下核シェルターや空気清浄機の価格

具体的な価格はよく紹介されている販売会社「織部精機製作所」の爆風・熱波の耐性が強い本格的な地下核シェルターは13人用で2,500万円。家庭用核シェルター(エアコン型の空気清浄機)が6人用で62万円、13人用が170万円。※参考元東洋経済ONLINE

「シェルタープランニング」では地下核シェルターは3坪(たたみ6枚分)あたり1,200万円〜で仕上がりに3ヶ月かかります。家庭用核シェルター(エアコン型の空気清浄機)がイスラエル製6人用で280万円+取り付け工事費5〜10万円。取り付けに1週間弱かかります。床置き型の空気清浄機の場合、スイス製で6人用が150万円。13人用が260万円です。※問合せ済

例で2社あげましたが、他にも様々な販売業者が見つかります。ネット通販で購入するさいには信頼と実績のある販売会社を選びましょう。



2017年になって急激に北朝鮮のミサイル実験の回数が増えており、アメリカも日本も個人用・自宅用シェルターの需要も高まっています。

ローンも組める販売会社もあるので、車でも購入すると思い、自分や家族の安全を守るための備えや投資をすることが、悲しいかな、当たり前の世の中になるのかもしれません。

注意!ノアは核シェルターではない

ちなみにAmazon(アマゾン)通販で価格70万円ほどの黄色く丸いカタチをした『SaveCapsule(ノアⅡ)』がよく検索されていますがこれは核シェルターではありませんでした。確かに家庭用シェルターですが、地震や土砂、津波災害のための防災シェルターです。核ミサイルには直接対応していません。

放射線被ばく対策、防災グッズの準備

核シェルターを保持する人もしない人も、避難想定や生き延びるための準備や計画をたてましょう。私は子どもがいるのでやはり子どもを守りたいです。

現実的に家庭用核シェルターの購入が無理ならば核爆発による放射能や毒物をできるだけ体内に入れない方法、緊急で簡易シェルターを自作する方法、保存食や水などの備蓄、通信機器や医薬品、必要な備品をそろえるなど防災対策をして少しでも生存率を高めましょう。

「ヨウ素」と放射能の関係

私の場合は「安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム丸)」を備蓄&常にもち歩くようにしています。日本でも原子力発電所の事故でヨウ素が配布され、放射能汚染(放射性物質)による内部被ばくの対策としてヨウ素剤を常備する人が増えました。

アメリカは日本よりも放射能汚染による内部被ばくの健康被害対策としてヨウ素摂取への意識が高いです。

ヨウ素の服用タイミングは被ばく直前、直後が最も効果が高く、甲状腺への取り込み阻害率は90%以上、4時間以内でも50%前後とされています。注意点として、セシウムなどのヨウ素以外の放射性物質には効果がないことと、服用するタイミングや副作用を認識しておく必要があります。

ヨウ素を手にいれる方法は様々です。以下のサイトが参考になりました。

・DAYS JAPAN
・総務省消防庁
・日本医師会1
・日本医師会2
・北海道薬剤医師会
・原子力規制委員会

放射能の被ばく対策【ヨウ素】


NBC対応のマスク・防護服

NBC緊急避難用ガスマスクと防護服があります。NBCとは、核兵器(Nuclear Weapon)、生物兵器(Biological Weapon)、化学兵器(Chemical Weapon)という意味があり、それらすべてに対応します。

誤って装着しては意味がないので普段から装着練習するべきでしょう。マスクだけではなく全身化学防護服やスーツもあります。NBC対応と明記してあるはずです。

ただ、これらを常にもち歩くことに非現実性を感じるのは私だけでしょうか。

NBC対応のマスク一覧
NBC対応の防護服一覧

備蓄品リスト

内閣官房の国民保護ポータルサイトでは以下のように述べています。
前述したNBCガスマスクや防護服が当てはまりそうです。

攻撃の手段として化学剤、生物剤、核物質が用いられた場合には、皮膚の露出を極力抑えるために、手袋、帽子、ゴーグル、雨ガッパ等を着用するとともに、マスクや折りたたんだハンカチ・タオル等を口及び鼻にあてて避難することが必要となる場合がありますので、これらについても備えておくことが大切です。

※備蓄品はすべて密封保存か放射能汚染されていない状態が必要です。



安定ヨウ素剤(ヨウ素カリウム)
食糧(保存食・非常食)
携帯用飲料水
情報収集のための通信機器(携帯、ラジオなど)
乾電池
助けを呼ぶホイッスル
ガラスの破片を除去するピンセットや救急セット
処方されている医薬品
救急・応急処置の手引き 貴重品(預金通帳、印鑑、現金など)
パスポートや運転免許証
ヘルメット防災ずきん
軍手(厚手の手袋)
懐中電灯
衣類(セーター、ジャンパー、スウェット、下着類)
毛布・寝袋
携帯・充電器
マッチろうそく(水にぬれないようにビニールでくるむ)
使い捨てカイロ
ウェットティッシュ
筆記用具(ノートえんぴつ
ミルク紙おむつほ乳びん
加熱・発熱剤
携帯トイレ

また弾道ミサイルやゲリラ、特殊部隊による武力攻撃への対応や避難の留意点などの「緊急処置マニュアル」は以下を参考にしてみてください。

【政府配布】国民向けマニュアル

内閣官房 国民保護ポータルサイト



核シェルターが日本の場所で公的に明かされているものはないと知って不安になりました。

なのでせめて自己防衛術は学んでおきたいと思います。

内閣官房が運営する国民保護ポータルサイトを閲覧すると「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットの中に緊急用の簡易シェルター的な避難部屋の作り方が閲覧できたので事前にインプットしておくことをおすすめします。

この「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットは全36ページあり構成4の【武力攻撃などに応じた避難などの留意点】を読むと屋内避難として、できるだけ窓のない中央の部屋に移動し窓閉め、目張りで室内を密閉しましょうとあり、これが簡易シェルターにあたります。

このパンフレットは読んでおいて損はしないので全体も読んでおきましょう。

弾道ミサイル落下時の行動について

内閣官房 国民保護ポータルサイト



公共の核シェルターが日本の場所にないと知りました。

では核ミサイルなどの大量破壊兵器から
自分の身を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。

1番の方法はいますぐにでも安全な場所へ移動、移住することでしょう。

しかしこの方法も実際には一部の人しか行動にうつせないのが現状です。私の場合はいまの情勢で避難するべきなのか判断に悩み続けています。

しかし、「避難する、移動する」というときには遅いのかもしれないということも承知した上でせめてすぐにその場から逃げれるように水や通帳など必要なものをバッグにまとめてスニーカーを枕元に置き、就寝しています。

・光を見ない
・地下(地下鉄)、丈夫な建物などに避難する
・物陰に隠れるか地面に伏せて頭部を守る
・窓から離れる
・水道水は飲まない
・放射能をあびた服はすぐに脱いでビニール袋などで密閉する

考えられる落下時の行動はこれ以上にあります。

私も不安でたまりませんが現実と向き合い、リスクをどう回避するか考え続けることは非常に大切だと思います。また対策がみつかれば更新していこうと思います。

日本で民間用の核シェルターのある場所を探しても見つけるのは難しそうなので国による新設を促し&待ちながらとにかく今は自己対策することが先決のようです。

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コメント

  1. 荒井峰夫 より:

    核シェルターを個人で持つのは費用的に厳しい。しかし今の世界情勢では何が起こるかわからない。核爆発が近くであったらそれはシェルターでは防げない。少し離れたところで核爆発があったときの為の保険的な物と思う。何も起こらない時は収納庫として、また
    音楽鑑賞室としてつかえる様にするべきである。水、食材、自家発電、燃料、空気浄化装置、等一寸考えても大変だ。

  2. momonger より:

    数万円の費用で、なんちゃって核シェルターを作ってみました。肝は、水、食料、空気清浄機です。直撃を受けなければ、その後の放射線障害を避けられると思います。http://blog.goo.ne.jp/momonger1/s/核シェルター