こども六法 対象年齢・内容・賛否

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本日、楽天の総合ランキングで2位になっていた
「こども六法」って対象年齢あるのかな?と内容や賛否の口コミも一緒に調べてみました。(著者/編集 山崎 聡一郎)。

わたしは恥ずかしながらたったいまこの本を知りましたがとても気になるじゃないですか。
だって総合ランキングで2位って相当ですよね。

◎「こども六法」の基本情報◎
著者・編集*山崎 聡一郎
出版社*弘文堂
ページ数*202ページ
発売日*2019年8月20日
発行形態*単行本

ということでした。

去年の夏に出版されているのにいまだに2位という上位の座を手にしているのはなぜ?最近になって認知されてきたから?など様々な憶測が飛び交う中、わたしも子供をもつ身なので「こども六法」の内容が気になってくるわけです。

まず最初に気になったのが、こども六法には対象年齢があるのか。
調べてみるとみつけました。

「こども六法」の対象年齢は小学生5・6年〜中学生

そうなんです。小学5年生、6年生くらいから中学1年生、2年生、3年生までが対象のようです。ソース元はセブンネットショッピングの通販サイトです。

https://7net.omni7.jp/detail/1107018162

対象年齢以下の我が子(ことし4歳)にはまだ早かったのかと少しがっかりです。
でも、先取りで大人(保護者)のわたしが読んでも損はないでしょうね。身につけられるものは気分がのっているうちにというのが私の考え。

そこで内容やレビュー感想(口コミ)なんかもざっと調べてみました。

こども六法の内容

内容を調べようとAmazonもみましたが、この「こども六法」。Amazonではなんとベストセラー1位になっているではないですか。

いやいやどんな魅力があるのか。まずは内容紹介を引用しますね。

内容紹介
●法律は自分を守る武器になる。いじめ・虐待をなくすために。

いじめや虐待は犯罪です。
人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。
それは法律という社会のルールによって決められていることです。

けれど、子どもは法律を知りません。
誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。
もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。

そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。
小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。

大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。

【目次】
第1章 刑法
第2章 刑事訴訟法
第3章 少年法
第4章 民法
第5章 民事訴訟法
第6章 日本国憲法
第7章 いじめ防止対策推進法
いじめで悩んでいるきみに

内容(「BOOK」データベースより)
いじめ、虐待に悩んでいるきみへ。法律はみんなを守るためにある。知っていれば大人に悩みを伝えて解決してもらうのに役立つよ!きみを強くする法律の本。


以上の内容情報をよんだ直後の印象としては、
子供は自分を守るための言語化を身につける必要があるのかなというかんじです。

自分が子供時代のときって感情が中心となることが多かった気がするんですね。だから、最初は小さな負の感情だったものがどんどん大きくなってきたときに、言葉でのコミュニケーション能力が発達不足で感情だけが突っ走ってしまう。いじめなどは確かに大人が介入しても、本質や原因を子供ら自身が言葉やによって把握できていないケースが多い気がするので表面だけの解決はできても水面下ではまだいじめの要因は残っていたりしる気がします。

そんなとき、法律は最高のロジカルシンキング(論理的思考)としてすばやく問題解決してくれるツールのひとつなのかも。

著者の山崎 聡一郎さんは慶應義塾大学総合対策学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。社会学の修士でもあります。

現在は、合同会社Art&Artsの社長さんでもあり、
写真家、俳優、教育研究者として多彩な能力と肩書きをお持ちになってご活動されているようです。

こども六法は、山崎氏ご本人の経験をふまえて「法教育を通じたいじめ問題解決」をテーマに研究活動を続けてこられた結果の法教育副教材なんだそうです。

なんだかこれまでの内容、経由を知っただけでも購入判断がつきそうですが、実際に落とし込めるものなのか、また自分や子供にこの本があっているのかが気になりますよね。

まだ読んでいないので当然その判断がつきませんから口コミをみてみます。

こども六法にたいする賛否の声

楽天やAmazonでの感想、口コミレビューは多かったです。
どちらのサイトも70%〜80%の人が最高5星だったので高評価となっていました。

ソース元① 楽天市場

ソース元② Amazon





好評ということは賛同する方が多いと捉えていますが、
特徴として印象深いのは、高評価でも100%同意ではなく、疑問に思う点もあるけど賛同するという人が多くいたことです。

つまりきっぱり好き嫌いが別れるというよりグレーゾーンにあるという感じです。でも確かに論理的な提案内容なので知識として理想であることは確かで評価は高くなるのでしょう。実際にこの知識を子供が深く理解できて、問題解決への行動できるのかというのが未知の領域ですよね。

法律というツールを実際に子供が問題の現場で使いこなせるのかというのはまだ新しい考えなので辛口意見もでるのは仕方がなのかもしれませんね。インターネットでの中傷なども当たり前になってきたこの世の中の流れに合っているといえばそうですが、これからどう展開していくのかまだ私たちはスタート地点なのかもしれません。

賛否両論ですがそれぞれの理由はすごく参考になるのでちゃんとこの本を読んでいそうな方のご意見を参考に
賛成する点、疑問な点を以下にあげていきます。

◎賛成意見

子供がいじめ・犯罪の被害者もしくは加害者になるのを防ぐための教育の一環としておすすめ。

漢字にふりがなが細部まであるのとイラスト付きで子供でも読みやすい。わかりやすい。

法律的な根拠をもって自分を守る、大切な人ができたときに守ることができるようになるのは子供でも大人でも必要だしこれから身近なものとなると思う。

法律という概念にふれる一歩として良いと思う。

子供がことあるごとにこの本をもちだして話し合ったり考えたり楽しんでいるよう。娘が友達にも勧めたいとプレゼントしていた。

このお値段(価格)でこのボリュームは安いと思った。

小学3年男児にみせたらすぐに読み始め、わかりやすい!面白い!と興味を示していた。

子ども向けに書かれていますが保護者や教育現場の先生にもまず読んでもらいたいしクラスで1冊はおいた方がいい。

◎疑問意見

確かに子どもでも読みやすいが民法、刑法などを小学生高学年で十分に理解するのは難しそう。

犯罪やいじめに巻き込まれたときの具体的な行動内容や実践内容が知りたい。

親御さんやお子さんの行動力やお互いの信頼関係が構築されていないといくら法律を理解したも問題解決できない可能性もある。

以上がこども六法にたいする対象年齢や内容、賛否意見でした。

口コミであるように小学3年生でも理解できたという意見もあれば、中学生以上でないと十分に理解できないのではないか?という意見もありました。対象年齢は小学校高学年からなので、その辺はお子様の読解力や興味の程度によって差がでるかもしれません。

また現在進行形でいじめや犯罪問題の渦中にいらっしゃるようであれば、この法律どうこうや、ロジカルシンキングなどとは遠くなってしまう心身状態だと思うので、そんな状態の子供が一人でこの本を読んで解決するという場合には精神的によほど強く、冷静な洞察力を保てる必要があります。これは大人でも難しいことですよね。

なので私の印象としてはこの本は、健康状態がよいときに
お子さん一人、もしくは大人と理解のすりあわせをして、実際問題にたいする一つの手助けのツールとして完全に頼り切らない。というふうに感じました。

やはりメンタル面での本質的な問題は法律という枠ではおさまらない気がしました。

その上で、この本は身につけておいて損はない、というより必要な良質なものだと思います。法律や心身状態、健康状態、コミュニケーション能力など、様々な角度から自分を守っていく必要があるとわたしは思うので、この本はすべてではなく、法律という視点から自分の身をまもるという点で欠かせない本になるかもしれませんね。
created by Rinker
¥1,320 (2024/10/08 18:15:31時点 楽天市場調べ-詳細)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする